悪意の遺棄(あくいのいき)とは

意の遺棄(あくいのいき)は、民法で規定されている5つの法定離婚事由のうちのひとつです。

悪意の遺棄とは、夫婦には共に生活しなければならない同居義務や、お互いに助けあわなければならない扶助義務がありますが、この義務を意図的に果たさないことをいいます。

ここでいう「悪意」とは、道義的、道徳的に許されないというニュアンスを含んでいます。

つまり、夫婦は一緒に生活してお互いに助け合わなければならないことは知っているが、あえてそうしない不誠実な行動や態度のことを、「悪意の遺棄」というのです。

具体的には、下記のようなものがあてはまります。

・仕事をしない、収入がない、生活費を渡さない。

・妻を虐待する。追い出したり、帰宅しようとしても拒む。

・浮気相手の所に入り浸って帰宅しない。

・生活費を送る約束で別居したのに生活費を渡さない。

・生活費は送ってくるが他の女性と同棲している。



【どれくらいの期間、生活費をわたさなかったら悪意の遺棄になるのか】


悪意の遺棄が認められるために、期間の長さというのはあまり重要視されません。

重要視されるのは悪意の遺棄をするという意思が明確かどうかです。

例えば夫がリストラにあってしまい給与を大幅に減らされたため、家に入れる生活費を大幅に減らしてしまったとします。

この場合、生活費は長期間にわたり減っていたとしても、悪意の遺棄をしようとしてわざと生活費を減らしたわけではないので、生活費が長期間にわたって少なかったとしても、悪意の遺棄にはあたりません。

反対に、浮気相手に貢いだことが原因で2ヶ月間だけ生活費をいれなかったとしても、これは悪意の遺棄にあたります。

浮気相手に貢ぐために、夫婦の扶助義務を意図的に違反したことになるからです。

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